ジャムおばさん’s ブログ 7
知り合いにとても素敵な木工品を作る人がいます。
足場板だった板を使ったテーブルや端材を使った子供用いす等、材料を最後まで粗末にしないのが見事!!
製作途中に発生したおが屑はたい肥を作るときの材料にし、まさにサスティナブルな創作活動そのもの。
彼の本業は農業、かつては自力でログハウスを作り、そこでファームインを営業していたこともある先見性の持ち主でもあり、しかも、そのファームインの名前が「デクノボー」。
彼の作品は周りの知人友人に渡っていくのだが、何故か「持っていけ」という感じで代金は要らないというのが常です。
欲が少なく、地域の高齢のおばあさんが野良仕事の合間に座れるベンチを作っている姿は、宮沢賢治の詩「雨ニモ負ケズ」の人のような気がしてきます。
彼の木工所で、時々へたくそながら本箱やら台所の整理用棚を作らせてもらっています。
今はなんでも、売りたがる人買いたがる人ばかりなのに、自分で作って自分で使い、壊れたら直して使うという自給自足の生活っていいなとシンプルに憧れます。