ジャムおばさん’s ブログ18
今年も雪の季節がやって来ました。今年の暖房は原油の値上がりもあってコストが高くなりそうです。
「寒い住宅を作らない」とある番組で、ドイツの建築家が言っていた台詞を思い出します。
住宅で重要なのは、断熱効果・耐震強度・換気装置といったところが主な項目でしょうか?
特にこの山形の北村山地区は日本でも豪雪地帯と数えられる地域ですので、積雪の重量にも
耐えられる構造も考慮しなければなりません。
新築の場合は、省エネ基準が年々厳しくなっていますので、一定の基準をクリアしているのですが、
既存住宅の90%は基準に満たない「寒い家」ということです。
「寒い家」は暖房費が高くつくだけでなく、化石燃料によるCo2排出が大きな問題になります。
国の省エネ政策では、住宅・建築物でのゼロ・エネルギー化の実現を掲げています。
住宅のゼロ・エネルギー化とは実質的に消費エネルギーをゼロに抑える住宅だそうで、高断熱
による消費エネルギーの削減と太陽光発電などによる自家発電設備での電力創出によって実現
しようという事らしいのです。
高断熱の実現はこの地域にとって必須条件ですが、既存住宅を高断熱化するには断熱材を後施工する
事でその効果が得られます。
昨年、築60年の我が家は茶の間の床と天井に断熱材を入れ、窓は複層ガラスにして断熱しました。
小さな反射ストーブ一つで室内温度20度を保てるようになり、工事以前の寒さとの違いを実感しています。
高断熱性を実現するリフォーム技術は既存の住宅を甦らせる再生可能SDGsに寄与する技術だと思います。